野菜の声を聴く
- ohiranao
- 10月27日
- 読了時間: 2分
Sillageの小さなひと皿、「サステナブルなペースト」
白金高輪のモダンビストロノミー「Sillage(シヤージュ)」では、シェフ宗定の地元・岡山から届く季節の野菜を、かたちに関わらず大切に使っています。
料理に使う野菜の中には、少し曲がっていたり、サイズが不揃いだったりと、市場では“規格外”と呼ばれるものもあります。けれども、それらにも変わらない生命力と香りが宿っています。
私たちはそうした野菜を無駄にせず、発酵の力で新たな風味を引き出したサステナブルなペーストとしてご提供しています。

自家製のカンパーニュとともにお召し上がりいただくこのペーストは、Sillageのこだわりを象徴するひと皿です。
なので、ディナーでも、あえてカンパーニュとこのペーストをメニューに記載しています。
発酵が生む、やさしい旨みと余韻
ペーストには、季節に合わせた複数の野菜を使用しています。
中でも、人参のやさしい甘みと発酵によるまろやかな酸味が重なり、ひと口目からふわりと香りが広がります。

決して強く主張する味ではないですが、あくまでカンパーニュや料理全体を静かに引き立てるように。
発酵と素材の自然な調和を大切にしています。
“サステナブル”を、料理のかたちで表現する
サステナブルという言葉は、今では多くの場面で耳にします。
Sillageでは、その考えを特別なテーマとしてではなく、日々の仕事の中で自然に積み重ねていくものとして捉えています。

素材を最後まで使い切ること。
生産者の手が感じられる野菜を大切にすること。
そして、発酵の力で素材の本来持つ力を活かしきること。
その小さな積み重ねの先に、より豊かな一皿と、香りの余韻が生まれると信じています。
カンパーニュとともに味わう、Sillageの“はじまり”
このペーストは、アミューズの後にお出ししている一皿です。
焼き立ての自家製カンパーニュに合わせて、その香りとともにSillageの世界が広がります。
香り、温度、食感、小さな一口に込められたSillageらしさを感じていただけたら嬉しいです。
Sillage(シヤージュ)
〒108-0072 東京都港区白金1丁目27-6 白金高輪ステーションビル1階
Tel:03-5793-5022
Lunch:11:30~15:00 (L.O.14:00)
Dinner:18:00~21:30 (L.O.20:00)
定休日:水曜日


コメント